韓国の歴史
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韓国の歴史
朝鮮半島には、数万年前から人が住んでいたとされていますが、現在の朝鮮民族とのつながりは明らかではありません。ただ紀元前1000年頃からこの土地の人々は模様のない土器を使い始め、それとほぼ同時に水稲作が始まったと言われています。その文化は弥生時代の日本にも影響を与えました。そして農耕が始まるとともに、社会に階級が生まれ、箕子朝鮮や衛氏朝鮮などの古代国家が誕生しました。その後、高句麗・百済・新羅による三国時代、新羅による統一の時代を経て、再び混乱の後三国時代となります。中世になると、三国の中で後高句麗を継承した高麗が朝鮮半島を統一します。
その後時代は近世となり、李氏朝鮮(1392-1897)の時代が長く続きます。李氏朝鮮は朝鮮民族最後の王朝で、朝鮮半島の歴史上で最も長く安定した王朝でした(江戸時代より長く、500年以上続きました)。この時代にできた朝鮮という国号は、明の皇帝から授かったもので、李氏朝鮮は長い間中国王朝の冊封体制の支配下にありました。またこの時代にハングル文字が発明され、それが現代の韓国語になりました。ソウルの中心部にある景福宮は李氏朝鮮時代の壮大な王宮です。
近代に入ると敗戦により大韓帝国と国号を変え、日本統治時代を経て1945年に朝鮮が南北(大韓民国と北朝鮮)に分割されます。その後、北朝鮮が北緯38度線を南侵したことにより朝鮮戦争(1950)が起こり、その戦いは板門店で停戦協定が調停された1953年まで続きました。大韓民国はその後共和国として民主国家を築き、現在に至っています。