ソウル郊外の体験
光明洞窟

- 韓国最大の洞窟テーマパーク
- 鉱山の歴史を肌で体感
- 黄金のバーで願い事を成就
- 『ロード・オブ・ザ・リング』制作会社によるファンタジーの世界
- 韓国産の上質なワインが味わえる


闇の中に光を見る!韓国最大の洞窟テーマパークへ!
光明洞窟は廃止された鉱山を観光スポットとして整備した洞窟テーマパーク。全長8.7km、深さは275mに達します。イルミネーションのあふれる光の空間や魚を鑑賞できるアクアワールド、ゲーム・アニメ愛好家に人気のファンタジー・フェスティバル、願い事が叶う黄金の道、韓国の国産ワインが試飲できるワイン洞窟など見所は多い。廃鉱から人気観光地へ
光明洞窟はもともと始興鉱山と呼ばれ、1903年に設立されました。その後日本統治時代に入り、1912年には日本が資源の獲得を目的に鉱山会社を設立し、開発を進めました。当時働いていた人のほとんどは農民で、全盛期には500人余りの人が働いていたといわれています。採掘された鉱物は日本に送られ、太平洋戦争の武器を造るのに使われました。そのため、日本統治時代における近代産業化の跡をそのまま残した産業遺産としても知られています。 長く鉱石が採掘されましたが、1972年には鉱山は廃止され、約40年間アミの塩辛の倉庫として使われました。しかし2011年、この洞窟を光明市が購入し、文化観光スポットとして一般の人々に開放しました。今では産業遺産と文化的価値が組み合わさった韓国最高の洞窟テーマパークとして、年間約140万人が訪れる人気スポットとなりました。
『ロード・オブ・ザ・リング』の制作で知られるウェタデザインによる巨大龍
洞窟でファンタジーの世界に浸る
また光明洞窟の観光では他にはないユニークなイベントも見所です。映画、ドラマ、ゲーム、アニメなど韓国のファンタジーコンテンツを活性化するため、光明洞窟ではファンタジー・フェスティバルを開催。2014年から映画『ロード・オブ・ザ・リング』の小道具を担当したニュージーランドのVFX制作会社ウェタデジタルと提携し開催しています。特に2016年からは「ファンタジー専門映画祭」が新設されて『ロード・オブ・ザ・リング』拡張版、世界的なファンタジー映画、ファンタジー短編映画の入選作品が光明洞窟ラスコー展示館で上映され、話題を呼んでいます。
洞窟には今も黄金が眠る
光明洞窟では開山された1912年から閉山となる1972年までの60年間で、数百kg以上の黄金が採掘されています。もともと黄金の鉱山として開発され、その後銀、銅、亜鉛などの他の鉱物も採掘されるようになりました。石炭公社の資料によると、1955年から1972年まで52kgの黄金が採掘されたという記録が残っています。そのため、今もこの洞窟の中には大量の黄金が眠っているといわれています。100年の鉱山史が詰まった洞窟で、歴史的現場を見る
光明洞窟内では、日本統治時代に働いた鉱夫たちの労働現場を再現し、グラフィック・映像・音楽などの複合的な演出で展示しています。暗い洞窟の中で豊富な鉱脈を掘り当てようと働いた鉱夫たちの人生の希望と嘆息を感じてみましょう。洞窟では当時の写真と映像、元鉱山労働者のインタビュー、そして洞窟内に描かれた落書きなどを見ることができます。
洞窟内で地元ワインを楽しむ
光明洞窟では地元のワインを楽しむことができます。ワインが貯蔵されているワイン洞窟は平均気温が12度~13度に保たれており、ワインの貯蔵と熟成に適しています。光明市では毎年韓国ワイン・フェスティバルを開催しています。2015年から全国27の都市と契約を結び、全国49カ所のワイナリーで生産された韓国産ワイン170種余りを光明洞窟で展示・販売。洞窟内にはワインレストランもありますので食事をとりながら韓国全土のワインを楽しむことが可能です。また洞窟内にあるワイン研究所では全国各地のワインを比較分析して品質向上を行い、販売・マーケティング方法を研究して都市と農村の共生モデルと作り、また市民向けのワイン教室を開催して韓国産ワインの知名度を高めています。韓国のワインに興味をもたれた方は、是非光明洞窟で暗闇のワインをお楽しみください。グルメな女子旅にもおすすめです。次回のソウル旅行では、歴史、文化、エンタテインメント、グルメ。あらゆるものが楽しめる韓国最大の洞窟テーマパークに出かけてみませんか?光明洞窟へはEGシャトルバスなどのツアーバスでアクセスすることが可能です。

光明洞窟のイルミネーション

光明国際ファンタジーコンセプトデザイン公募展の受賞作