ソウルのカフェ
47番街茶チプ

- 仁寺洞の路地裏にある隠れ家カフェ
- 韓国の伝統家屋でお茶が味わえる
- 座敷席があってゆっくりくつろげる


仁寺洞の路地裏にひっそりと佇む隠れ家的カフェ
仁寺洞のメイン通りから一歩中に入った路地裏は、画廊、骨董品屋、伝統建築物を利用した食堂やカフェが狭い道を挟んで密集しています。
メイン通りの喧騒とは無縁のひっそりとしたその雰囲気は実に風情があり、辺りには韓国の伝統文化が息づいています。
そんな中にひっそりと佇む「47番街茶チプ」は、伝統的な家屋でお茶が味わえる隠れ家的カフェです。
かつては住宅として使われていた築80年の韓屋は中庭を囲むように建物が配されており、大きなテラス窓からは庭や建物の外観を眺めながらお茶を頂けます。
テーブル席と座敷席があり、さまざまな種類の趣のある木造りのテーブルとカラフルな座布団やクッションが置かれ、ところどころに伝統家具と工芸品が飾られています。
座敷席にはオンドル(床暖房)が付いているので、寒い季節には冷えた体を温めてくれます。
オーダーしたのは五味子茶と伝統菓子。
「五味」という名の通り、甘味、酸味、塩辛い味、苦味、辛味がすべて含まれた甘酸っぱい味のお茶です。
韓国では昔から漢方薬にも使われてきたほど色々な薬効が認められたというチョウセンゴミシの果実を使用しています。
不思議なことにその日の体調によって感じられる味が違うといわれています。
甘酸っぱい味を感じたら、わりと健康。 苦みや渋みを感じたら、ちょっと体調が弱っているとか。
五味子の特徴としては天然ビタミンCがレモンの8倍で、果肉にはリンゴ酸が多量に含まれており、滋養・強壮・疲労回復に優れた効果があります。また血液サラサラ効果もあるようです。気に入った方は是非お土産で買ってみて下さい。ソウル市内のスーパーなどでも売られています。
このほか伝統茶は、チョントンチャ テチュチャ(ナツメ茶)、モグァチャ(かりん茶)、ユジャチャ(ゆず茶)、メシルチャ(梅茶)などがあり、 店内のあちこちに置かれた果実シロップの瓶に入っています。
仁寺洞の街歩きに疲れたら、立ち寄ってほっと一息入れてみてはいかがでしょうか?
健康にもいい伝統茶体験はきっと素敵な旅の思い出になるはず!